日々の生活で親しい人たちとの楽しい会話や食事は充実した人生には欠かせないものです。しかし、ご自分の歯や歯ぐきが痛かったり、食べ物が満足してかめなかったり、味わえなかったり、口臭や、 歯並び、歯の変色、着色などが気になっていると、会話や食事の本来の楽しさも大きく損なわれてしまいます。
食事をすることは人が生きていくためのもっとも基礎となる原動力です。食事をしなければ生命を維持できないだけでなく、食事で歯でかむことにより、頭部の筋肉が活発に運動し脳に血液を運ぶポンプの役目をして、脳血流量が確実に増え脳が活性化していくのです。 ちなみに食事をしているとき左右のこめかみに手を当てると、こめかみ周辺の筋肉が活発に動いている事からも、食事でかむことにより脳血流量が増えていることは、ご自分で実感できます。
また、敏感な指先の数倍以上も歯のかみ合わせは敏感であり、脳に与える刺激が指先の何倍も大きいのです。 髪の毛を敏感であるはずの指先で触れてもあまり感覚がないですが、髪の毛を口の中に入れた瞬間から、すごく気になることからも、このことは明らかでしょう。
最近の脳科学の研究結果によれば、歯科治療により食事をしっかりとかむことができるようになると脳全体の血流量が隅々まで確実に大きく増え、その結果として脳全体の活性化が起こり(物事に前向きに取り組もうとする)意欲や、(他の動物にはない)いろいろな知的行動までも確実に向上することが判明しました。
さらに、歩行時の身体のバランスを維持するのには、左右の歯でしっかりかめていることが必須条件となります。 義歯を装着している方でしたら、試しに目を閉じて(必ず目を閉じた状態で)義歯を装着した場合とはずした場合で各々まっすぐに歩こうとしたり、片足で立とうとしてみてください。義歯をはずすと明らかに身体のバランスがくずれることに気がつくでしょう。 かむ時のあごの動きの異常が上下のあご周辺の筋肉の動きの異常を引き起こし顎関節症(顎関節の異常や不具合)や肩こりなどになることもあります。
またなお糖尿病については、糖尿病が歯周病を悪化させている逆の現象もあり、お互いに病気を悪化させ合っています。 また骨粗しょう症の方は顎骨にも影響が必ずあるので、歯科治療上注意が必要です。
このように虫歯、歯周病、歯のかみ合わせなどが、身体の健康や全身的な病気などにかなり大きな影響を及ぼしている場合があります。
皆さん、ぜひ積極的に歯科治療を受けましょう。
なお愛知県歯科医師会のホームぺージの中の記事にも”口の中の状態が全身に及ぼす影響”が記載されていますので、ご参照ください。




