歯肉からの出血、歯肉の腫れ”の主な原因として以下のものがあります。

歯肉からの出血、歯肉の腫れ

歯周病、歯肉炎が原因

歯周病や歯肉炎が原因で”歯肉からの出血、歯肉の腫れ”がある場合

基本的な治療法などについては、歯周病の記事を参照してください。

ただし急性症状の時(著しく歯肉からの出血および歯肉の腫れがあり、激しい痛みを伴うような時)は、切開排膿し、投薬(抗生物質、痛み止め)をすることもあります。

虫歯の再発が原因

虫歯などのため過去に歯髄(いわゆる”神経”)の治療をし、冠(金属、セラミックなど)で覆われている歯の虫歯が再発したため、(歯肉の中に埋まっている)歯根の先端部の周囲に、”のう胞”(細菌などの塊である膿の袋)が発生し、さらに、その”のう胞”が急性化したために、”歯肉からの出血、歯肉の腫れ””がある場合。

治療法は、歯髄(いわゆる”神経”)の治療を再度行い、再度冠で覆うことで歯を残存させることができる場合もありますが、重度の場合は、抜歯せざるえない場合もあります。

なお、”歯髄の治療”については、「歯の神経を抜く」とは、どのような治療が行われるのですか?”の記事を参照してください。

親知らずが原因

(歯肉や顎の骨の中で斜めに倒れているために)埋伏している親知らずの歯(第三大臼歯)が、その周囲の歯肉や歯周組織に急性炎症を起こしたのが原因で”歯肉からの出血、歯肉の腫れ”がある場合。

治療法は、抜歯となります。

なお、親知らずが、斜めに生えて(萠出して)きて、気になるのですが、どのような治療になりますか?”の記事も併せて参照してください。

全身疾患などが原因

虫歯や歯周病以外の原因(粘膜疾患、腫瘍、炎症など)で”歯肉からの出血、歯肉の腫れ”がある場合や、全身疾患(血液疾患など)が原因で”歯肉からの出血、歯肉の腫れ”がある場合。

この場合の治療は、開業歯科医としてできる範囲の治療を行うとともに、場合により内科医などとの連携で治療を進めたりすることもありますが、必要があれば歯科口腔外科のある大学病院や総合病院での受診をお薦めすることもあります。

なお、口の中の癌などは、早期に自己発見が可能か?の記事も、ぜひ参照してみて下さい。

インプラントが原因

インプラントの部位で咬むと痛くなったり、インプラントの周辺の歯肉から出血したり歯肉が腫れてくる場合があります。

多くの場合の原因は、インプラントの周囲の歯肉や骨組織(歯槽骨)で急性炎症が起きているためです。

本来、インプラントの周囲の歯肉や骨組織は、多少不潔な状況であるだけで、炎症が進行し易いのです。ですから、日々しっかりとインプラントの隅々まできちんと清掃することと、必ず一定の間隔で、歯科医院での器具を使用したインプラント周辺の清掃を受けることが非常に大切なのです。

治療法

インプラントによるトラブルは、そのインプラントの施術した歯科医院での受診を、特にお勧めします。

なぜならば、現在インプラントは少なくとも日本国内で20~30種類が使われていて、それぞれ器具部品の形状などが異なり、歯科医によりそれぞれ扱う種類が違います。(大学病院などでも1~2種類のインプラントしか扱っていません)

またトラブル時の対応も歯科医院により異なるので、本格的な治療は、患者さんがインプラントの施術した歯科医院で受けられることを、お勧めします。

なお、応急処置としては、抗生物質、鎮痛消炎薬の服用などにより症状の緩和をおこなうことになります。また炎症が重度であれば、インプラントの撤去などが必要になる場合もあります。

(サハシ歯科では、問題点も多いため、インプラント治療を行っていませんが、保険診療で認められているインプラントの応急処置やインプラントの撤去は行っています)

なお、インプラントについての詳しい事はインプラントについての記事を参照してください。

サハシ歯科