口腔外科

サハシ歯科では、さまざまな口腔外科領域のご相談にも、お応えしております。

顎関節症の新しい考え方と治療法

主に開口障害(3.5cm以上口が開かない)、開口時の関節雑音、開口時の疼痛の3つの症状が併せてある場合を顎関節症と言い、治療が必要です。

最近、このような顎関節症の症状のある多くの人々が、以下に記載したような事項を知って注意をしたり、実施することにより、顎関節症の症状が大きく軽減したり、消失することが、わかってきました。

  • 1
    本来、人は会話の時や食事の時に瞬間的に”上下の歯が接触”しますが、それ以外の時は上下の歯は接触しないものなのです。

ちなみに食事の時に”上下の歯が接触”する時間は、一日に合計で約17.5分程度にすぎません。

  • 2
    普段の日常生活で、必要もないのに”上下の歯を絶えず接触させる癖”がある人がいます。

このような人では一日の中で数時間以上接触させている場合も多いです。もちろん、当人にとっては”上下の歯を絶えず接触させている”のが当然のことになっているのでしょう。

  • 3
    最近の研究(東京医科歯科大学など)によれば、顎関節の症状(痛みや、大きく開口できないなど)を訴える患者さんの70%の方が”上下の歯を接触させる癖”を持っています。

ただ単に、この”上下の歯を接触させる癖”をなくすだけで、顎関節の症状は短期間で大きく改善されます。このように顎関節の痛みなどの症状に対する治療法が大きく変わってきています。

  • 4
    なぜ”上下の歯を接触させる癖”をなくすだけで、顎関節の症状は改善するのか?

実は”上下の歯が接触”している間は、ずっと(咬むために機能する)筋肉が働き続け、長時間に及ぶほど筋肉が疲労してしまい、その結果として顎関節が押さえ込まれる状態が続くことになり、顎関節に痛みを感じることになるからです。

  • 5
    歯を食いしばる習慣がある人は、”上下の歯を接触させる癖”のあるよりも、さらにはるかに顎関節の症状(痛みなど)が出やすいと言えますので、すぐに止めるようにすべきでしょう。

夜間の就眠時の食いしばり、歯ぎしりに対する対策としては、保険診療で”歯軋り防止装置”(スプリントの一種)を作り、就眠時に装着することで、悪影響を防止できます。

スプリントは顎関節症の治療器具でもあります。

ただし、上記のような事をおこなっても、症状がなかなか改善しない場合は、顎関節やその周辺に病変(顎関節の偏位、変形、顎関節部の外傷、感染、炎症や咀嚼筋、腱膜の形成異常など)があるために、症状が出ている可能性もあるので、大学病院や総合病院歯科口腔外科でのより専門的な診査や治療が必要でしょう。

口腔内が乾燥する症状について

原因

口腔内が乾燥する症状は、主に唾液の分泌量の減少によると考えられますが、唾液の分泌量減少の原因は以下のようなものです。

  • 1
    シェーグレン症候群

(シェーグレン症候群とは、その原因がまだ不明の自己免疫疾患です)

その主な症状は、唾液分泌量の減少による口腔内の乾燥と併せて涙腺からの分泌液(涙)の減少による目の乾燥で、40歳以上の女性に多い疾患です。確定診断には医師による血液検査、CT、MRIが必要となります。

  • 2
    大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)からの唾液の分泌減少
  • 3
    薬の長期服用による副作用
  • 4
    高脂血症(中性脂肪、コレステロールなどの増加)
  • 5
    精神的ストレス、自律神経系の異常
  • 6
    糖尿病、肥満
  • 7
    就眠時の口呼吸
  • 8
    放射線治療による副作用

(なお加齢は口腔乾燥症の直接の原因ではありません)

治療と対策

3ヶ月以上”口腔内が乾燥する”症状が続いた場合に治療の対象となります。

その原因が大唾液腺からの唾液分泌の減少の場合には、唾液腺を”押しつぶす”ように手指でマッサージすることが、かなり有効です。

保湿材、人工唾液や唾液分泌促進薬を使用した場合、服用により気持ちが悪くなることも多いようです。特に重度の場合”梅ぼし”や”レモン”により唾液の分泌を図ることも有効でなく、むしろ辛くなることが多いようです。

だれでもできる最も良い対策は、食事の際に一口当たり20~30回以上しっかりと咬むことにより、自らの唾液の分泌を促すことでしょう。

なお義歯(入れ歯)を口腔内に装着している人は、唾液の分泌が少なくなりますが、異常ではありません。

口腔乾燥症の人は、唾液の減少により虫歯や歯周病が、かなり進行しやすい口腔内の状況になっているというのも周知の事実であり、ぜひ定期的に歯科医院で診てもらうようにするとよいでしょう。

口の中のガンは、歯科医による早期発見が可能です。

口腔内のガンは、直接見ることができるので、歯科医による早期に発見が可能です。

言うまでもなく、もし仮にガンが発病していても、初期での対応であるほど、手術部位も広範囲にならず、転移している可能性も少なく、手術後の経過も順調でしょう。

しかし口腔内以外の身体の他の部位のほとんどのガンの場合、Xray造影や身体の内部へのカメラなどを使用して、初めて発見できるのですが、口腔内のガンだけは、検査機器に頼らなくても、口腔内は直接見ることができるので早期発見が可能なのです。

 

ガンなどが疑われる口腔内の舌、粘膜、歯肉、口唇の症状は以下のとおりです。

  • 1
    本来の赤い色でなくて、白濁、変色、シミ状になっている
  • 2
    傷口や潰瘍がなかなか治らない。
  • 3
    コブ状のシコリ、腫脹(腫れ)、水泡などを認める。
  • 4
    上記の1,2、3の状態がおおよそ1週間の間に治らずに、むしろ1週間で悪化した。

もしも、これらの状態を鏡で見て発見したら、直ちに歯科医院で受診したほうがよいでしょう。

また、これらの症状があるときは、ガンの場合もありますが、その他の病気(カンジダ症、白血病、手足口病、薬物アレルギー、エイズなど)の場合もあります。もちろん虫歯や歯周病の場合もあります。

日頃からご自分の口腔内を注意して見ていて、何か異常な状況を発見したら、直ちに歯科医院を受診することをお薦めします。

もちろん定期的に歯科医院を受診されるのが良いでしょう。

ご予約・お問合せは、こちらへ

お電話でのご予約は、こちらへ
052-801-0002

診療時間:午前9:00~12:00/午後15:00~19:00

※土曜は17:00まで
診療日:月曜日、水曜日、金曜日、土曜日